2019-11-06

シンガポール、大規模再開発でアイランド型レジャー施設が誕生

  • 海外不動産ニュース

シンガポールのセントーサ開発公社(SDC)は、国際的な建築を手掛ける「Wilkinson Eyre」と「Grant Associates」との協力体制の下、シンガポール沖にアイランド型のレジャー施設を建設することを発表した。今回のプロジェクトでは、シンガポールを国際的なレジャー都市とするマスタープランがまとめられている。

「セントーサ・ブラニ島マスタープラン」とされる今回の開発は、政府によるコンテナ・ターミナル跡地の「南部ウォーターフロント再開発(The Greater Southern Waterfront)」の一環として行われる。完成までに20年から30年はかかると見積もられている。コンテナ・ターミナルについては、次世代港として開発が行われているトゥアス港に集約される予定だ。

シンガポールにおける「Wilkinson Eyre」と「Grant Associates」によるプロジェクトは、2012年に完成した植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)」に続き、今回で2件目となる。「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」は広大な立地に広がる巨大植物園であり、世界各国の植物を見学でき夜はイルミネーションも楽しめるなど、今やシンガポールの新観光名所となっている。

今回の開発では、セントーサ島とブラニ島が5つのゾーンに分けて開発が行われる予定となっており、それぞれのテーマに応じてカラフルな生物形態のビル、レストラン、屋外施設、バー、催し物会場などが開発されるという。現在は海となっているエリアも埋め立て、拡充される予定で、開発完成後にはブラニ島とセントーサ島が陸続きとなる。またシンガポール本土とセントーサ島・ブラニ島間の輸送システムについても整備が行われる予定である。

Photo:dezeen

【参照】WilkinsonEyre and Grant Associates design "island playground" in Singapore

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セカイプロパティ編集部
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