2019-10-19

マレーシアSDB、耐震住宅の取り組みを強化

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マレーシアは地震とは無縁の国というイメージを持つ人も多いだろう。しかし隣国のインドネシアなどで大きな地震が起これば、マレーシアも少なからず影響を受けることが考えられる。

クアラルンプールの一等地に立つ高層コンドミニアム「パークセブン(Park Seven)」(2008年完成)は、おそらくマレーシアで初めて耐震性能が取り入れられた住宅である。デベロッパーSDB(Selangor Dredging Bhd)が手掛けたこの物件は、耐震性能に多額の費用がつぎ込まれたが、バイヤーには追加料金なしで提供されたという。

2004年12月に起こったスマトラ島沖地震では、震源に近いインドネシア他、近隣諸国に津波などの多大な被害が生じたことは記憶に新しいだろう。これ以来、マレーシアでも耐震性についての検討が行われるようになった。

クアラルンプール・チェラス地区のSDBの最新プロジェクト「UNA」は、ユニット数316戸を誇る46階建てサービスド・アパートメントで、もちろん耐震構造が採用されている。

価格は1平方フィート当たり平均900リンギット(RM)(約23,000円)、110万~200万RM(約2,800万~5,100万円)で販売されており、現在までに約65%のユニットが契約済みとなっている。(近隣物件の価格は、「V Residence 2」:97.6万RM(約2,500万円)、「The Locus」:59万RM(約1,500万円)程度である。)

海外投資家からも注目を集めており、シンガポールやブルネイ、香港、中国、オーストラリアなど様々な国からバイヤーが集まっている。

ラテン語でオンリーワンを意味する「UNA」は、初期のニューヨーク摩天楼からインスピレーションを得たエレガントなデザインとなっており、内装は広々としたリビングスペースと大きな窓を備えた直線的なレイアウトが特徴的だ。近隣にはイオンモールやIKEAなどの有名施設も多く、またMRTやLRTの駅も近いことから快適なライフスタイルが約束されるだろう。

PHOTO:SDB

【参照】SDB goes extra mile with quake-resistant features

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セカイプロパティ編集部
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