2019-09-27

マレーシア・マラッカの沿岸エリア開発

  • News

マレーシア南西部に位置するマラッカ州は、3年前政府により13.5億RM(約349億円)の資本投資が行われて以来多くの人々の注目を集めている。昨年マラッカを訪れた観光客は1,700万人を超え、世界有数の観光地の仲間入りを果たした。また歴史的貿易中心地としてデベロッパーや投資家からの注目度も高い。

注目されているのはマラッカの「Impression City」プロジェクト開発地に隣接するエリアである。L字型の人工島になっており、商業開発地として区画整理されている。

1. 大型土地取引
クアラルンプールに次ぐ第二の観光都市マラッカ州では、過去5年間で340エーカーに及ぶ12の大型土地取引が行われた。高級ホテルや高級住宅、ショッピングモール等が開発される予定のエリアはマラッカ海峡にも面しており、今後大幅に地価が上昇することも考えられる。

2. 観光地としての人気
マラッカを訪れる観光客は、2017年には1,679万人、2018年には1,702万人と順調に増加しており、2020年には2,000万人に達すると見られている。国別には半数近くを占めるのが中国、その他シンガポール、インドネシア、台湾、日本などからの観光客も多い。

新しい港の建設についても政府の認可が下りており、完成後はさらなる観光客増が見込まれる。また、クアラルンプールとシンガポールをつなぐ高速鉄道計画もマラッカを経由する予定となっており、経済効果やシンガポールや近隣州からの観光客も期待される。

またマラッカの3つ星ホテルの平均宿泊料金は、1泊60~100ドル(約6,500~1,100円)程度と手ごろな価格となっており、観光客には嬉しいポイントである。

マラッカ州の人口も増加傾向にあり、2020年までに100万人に達すると見られている。

3. 経済発展
マラッカにおける2017~2018年の経済成長は3.9%であり、サービス部門の貢献が主要である。2018年の対外貿易については、前年比+32%の241億RM(約6,230億円)、プロジェクト投資については、33億RM(約853億円)(国内投資:25億RM、海外投資:8億RM)に上った。

また現在のマラッカの物価や不動産価格は、クアラルンプールやペナン、ジョホールなどの他の地域よりかなり安いとされており、今後の上昇が見込まれる。

【参照】Prime coastal development site hits the market in Melaka

海外不動産の最新動向が届くメールマガジンの登録はこちら。

メルマガ会員登録を行う

セカイプロパティ編集部
海外不動産投資に関する最新情報を発信中。